【春闘攻防】大詰め…労使の溝埋まらず 「前年並み」やっと(産経新聞) - goo ニュース
平成20年春闘は賃上げに向けた団体交渉が大詰めを迎えている。日本経団連が賃上げ容認を打ち出し、追い風ムードで始まった今春闘だが、足元の景気不安から経営側の慎重姿勢は根強く、前年並みの回答を引き出すのがやっと。交渉難航をうけ、福田首相が経営側に“賃上げ要請”をする異例の事態となっている。
■自動車
春闘の相場形成に影響力を持つトヨタ自動車は、ベースアップ(ベア)分に相当する賃金改善額で前年実績と同じ1000円を軸に調整。3年連続の賃上げは実現するが、組合側要求(1500円)とは大きな溝がある。
経営側は原材料高や円高、景気の先行き不透明感から、長期的な固定費増となる大幅賃上げには否定的だ。
トヨタ自動車グループ各社の労組で組織する全トヨタ労働組合連合会の東正元会長は、6日の代表者集会で「交渉は最終盤だが、今の状況は厳しい」と述べた。
業績好調なホンダも賃上げ額1000円の組合要求に対し、前年並みの900円を軸に交渉。日産自動車も組合側が求める7000円(1人当たりの賃金改定原資)の引き上げに応じられるか微妙な情勢だ。
■鉄鋼
新日本製鉄は最後の団体交渉を5日に開いたが、「議論は深まったが平行線のまま」(労組幹部)。原料価格高騰を受けて新日鉄は6日、20年3月期の業績見通しを下方修正。会見で増田規一郎副社長は、鋼材価格の値上げ交渉で「コストダウンには(自助努力で)最大限取り組むと説明している」と、安易に賃上げに踏み切れない事情を説明した。基幹労連の鉄鋼部門は、深夜勤務割増手当ての割増率を30%から35%に引き上げ、2000円相当の賃金改善獲得を主な共通テーマに掲げる。しかし経営側からは「(前回引き上げた)過勤務手当とは違う」との声もあり妥協点は見いだせていない。
■電機
前年並みの月額1000円賃上げで詰めの協議に入った電機業界。松下電器産業や東芝、賃上げ容認を表明した三菱電機など大手は、1000円程度を軸に協議に入る。
一方、最大の争点である時間外割増率の引き上げは経営側の反発が予想以上に強く、いまだに進展が見られない。組合側は「ゼロ回答」の回避に向け、戦術変更を余儀なくされそうだ。
組合側は当初、交渉前半でカタをつけ、後半に賃上げ、一時金を協議する−とのシナリオを描いていたが、「経営側は土俵にも上がってこない」(電機連合幹部)。連合も6日の会見で「(割増率交渉の)糸を切らないよう、継続的に協議の場を設ける」と話し、交渉継続やむなしのムードすら漂っている。
12日の回答日まで、各労使とも厳しい詰めの交渉が続く。
たぶんこの記事をどっかで引用することがあるからメモです。
労使交渉で、経営側が「業績好調のトヨタさんでさえ賃上げ1,000円ですよ・・・」って常套句やねんなあ。
でもこの1,000円はベア(ベースアップ)分だけで、トヨタは定期昇給は6,900円をもってるからなあ。
しかもトヨタは一時金については好業績を反映させ、過去2番目となる253万円を満額回答する見込みやし。
トヨタのベア1,000円の背景と、中小のやっている春闘交渉とはほんとに差が大きいなあ。
社員の平均年収が250万円くらいの、トヨタの年間一時金が年収やねんって企業で、1000円でいいから上げてって交渉している組合もたくさんあるよ。
今年の春闘も、昨年と同じような状況になりそうな気配をヒシヒシと感じてきていますが・・・
でも、そんな逆風なんかに負けずに、うちの労組では、しっかり春闘を闘うぞ




